【告知】4月16日14時半~G7サイドイベント

シリア大地震の被災者が直面する「三重苦」と届ける希望
〜紛争・制裁・そして震災〜

G7のサイドイベントとして開催される「みんなの市民社会サミット2023」に、シリア和平ネットワークも参加します。そこでシリア紛争、経済的な貧苦、さらに2月に襲った地震の影響を伝えるイベントを開催します。

シリアでは、12年に及ぶ紛争と、それに伴う支配の分断がいまだ解決を見ていません。また欧米政府からの経済制裁の煽りを受けた物価上昇という、経済的貧苦に直面しています。さらに今年2月には、マグニチュード7.8という記録的大地震が、紛争の渦中にある地域を襲いました。この「三重苦」に喘ぐシリアの人びとが置かれた状況は、どのようなものでしょうか。またその苦しみを少しでも和らげるために、どのような関わりが日本からできるのでしょうか。「難しい」と形容されるシリアの状況に対して、一緒に考える時間になれば幸いです。


▼日 時 4月16日(日)14:30〜17:00

▼形 式 ハイブリッド
     Zoom/広島国際会議場「コスモス2」→アクセス情報

▼参加費 無料

▼参加方法(Zoom参加、会場参加、両方ともご登録ください)

<STEP1>「みんなの市民サミット2023」全体の参加申込(必須)

<STEP2>本イベントへの応募フォーム


▼プログラム

  • 冒頭説明(5分)
  • 『今世紀最悪の人道危機』シリア紛争を振り返る(30分+質疑応答10分)
    紛争が発生した2011年から、現在に至るまでのシリア情勢を簡単に振り返ります。その上で、現在のシリアが置かれている状況と、国際政治における位置付けを解説します。
  • Team Bekoの支援状況(20分+質疑応答10分)
    2019年以来、Team Bekoが実施してきた、シリアの人びととの交流・支援活動を説明します。アレッポの貧困家族の経済制裁下での生活、また今回の地震後の生活状況についてお伝えします。
  • Piece of Syriaの支援状況(20分+質疑応答10分)
    2016年以来、Piece of Syriaが実施してきた、シリア国内外に住むシリアの人びとへの教育事業を説明します。加えて、戦時下の教育支援の課題と成果、また地震被災者の支援活動についてお伝えします。
  • 全体質疑応答(40分)


▼登壇者

  • 溝渕正季
    広島大学准教授。中東地域の政治・軍事・安全保障問題、中東をめぐる国際関係、イスラーム政治を専門に研究。
  • 佐藤真紀
    国際協力アドバイザー。1994-96年青年海外協力隊としてシリア工業省に赴任。2012年からNGOでシリア難民支援にかかわる。現在は、国際協力Team Beko を立ち上げ、支援が届きにくい個人にフォーカスを当てている。
  • 中野貴行
    NPO法人Piece of Syria代表理事。2008-10年、青年海外協力隊としてシリア北部で活動。「課題だけではなく魅力を伝える」ことを大切にした活動を展開。

みんなの市民社会サミット2023とは

今年5月に開催されるG7広島サミットを契機に、「核のない、誰ひとり取り残さない、持続可能な社会」を目的に、国内外の市民社会組織が広島に集い、社会課題に対する理解、市民参加、ステークホルダー間の連携、政府への提言を促すために、立場や世代の垣根をこえて情報交流や学び合う場所。

「みんなの市民社会サミット2023」

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