ラウィアさん発表要旨

8年目のシリア

シリア人としての思い

アルタウィル・ラウィア

戦争の中の暮らし

  •  紛争のコラテラル・ダメージ(二次的損害)として、市民は子どもであろうが女性であろうが、殺され、負傷させられ、拘束され、拷問されている。
  •  7年の戦争を生き延びた私達はラッキーと思われるが、その間の苦しみは一般的な人間の想像を超えたものであり、感情的・心理的なストレスは誰しもに影響を与えている。

戦地の日常

  •  毎日危険にさらされる命。
  •  断水・停電・燃料の欠乏に煩わされる日々の暮らし。
  •  公共サービスが欠如し、医療も教育も戸籍などの役所仕事さえ止まっている。
  •  今自分のいる場所で家族や友人に会えない。

私達は何かしないといけないのだろうか

  •  2018年の世界で、こんなことが起こっていることに納得できない。
  •  隣人の苦しみに思いを寄せる気持ちは誰もが持つもの。
  •  子ども達になんと伝えればいいのだろう。
  •  ささいなことが大切。

私達にできること

  •  平和のために、そして誰もが取り残されないようにするために声をあげ続けること。
  •  教育へのサポート、とくに人々が極端に走らないようにするための教育支援。
  •  紛争の影響を受けている家族や子ども達が生き延びるための支援。
  •  他の命を長らえるためのニーズと比べてコストが高い保健サービスへの支援。

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